2020年3月25日号。<「桜を見るオリンピック」か? / 利益とはウンコである>

<「桜を見るオリンピック」か? / 利益とはウンコである>


 おはようございます。ヨロンです。昨日は桜もびっくりするような、真冬の寒さでした。

 オリンピックは1年“程度“の延期が決定となりました。

<東京五輪、21年夏に延期 IOCが首相提案を承認>
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57173390U0A320C2000000/
<安倍晋三首相は24日夜、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と電話で協議し、今夏の東京五輪・パラリンピックを1年程度延期することで合意した。遅くても2021年夏までに開催すると確認した。「東京2020」の大会名称は維持する。新型コロナウイルス感染の収束が見通せず、選手らの準備期間も踏まえ判断した。>

 ここでは「延期が既定路線であり、中止はなんとしても避けるだろう」と言ってきました。延期するとなったら1年か2年か。2年だと中止の声が出て来そうだと思っていましたが、やはり1年程度というのがギリギリなのでしょう。IOCは一ヶ月で結論を出すとしたところ、せいぜい2週間だろうと書きましたが、3日でしたね(苦笑)。

 現実的な着地点と言えるのではないでしょうか。こうなったらいっそのこと来年の春に行うようにすれば良い。「桜を見るオリンピック」です。ついでに新学期を9月に移行するとか。
<政府関係者は延期幅に関し「そのまま1年後ということだ」と説明した。札幌でのマラソン開催は動かさないと話した。>
ということですが、延期についてはゼロベースで考えるのが良いのではないか。やはりマラソンは東京でやるべきでしょう。

 そして、これからさまざまな調整をしていかなければなりません。しかも、今後確実に世界的大不況となる中で、1年後であってもオリンピックは開催できるのか。コロナも終息しているかどうか。

 2013年9月8日号で勝谷さんはこう書いていたと、シアトル在住の読者Hさんから教えていただきました。
<私としてはまさか人生で夏の五輪を2度、自分の国で観ることができるとは考えていなかった。>
<次の東京五輪が来る時は、ちょうど還暦である(爆笑)。うわああ。こういう、やがて来る大きなイベントというのは人に自分の歴史を思わせますね。とりあえず「その時はもう生きていないから」ではないビミョーなタイミングなのが個人的には面白い。これで私は人生に4回の五輪をこの国で迎えることになる。最初の東京五輪、そして札幌五輪、長野五輪、きたるるべき次の東京五輪だ。>

 死んでるじゃん。
 馬鹿としか言いようがない。
 こうなると、先日話題にした「100日後に死ぬワニ」を思い出します。1年後のオリンピックを観るつもりでいるけれど、実は自分の寿命はその前で尽きているかもしれない。事故かもしれないし、病気かもしれない。それこそコロナだって可能性としてはゼロではありません。森友問題で命を絶った赤木さんだって、死ぬ一年前は国民のために仕事に励むひとりの公務員だったのです。
 そんな刹那的になってもしかたありませんね。あくまでも、自分は生きている前提で何事も考えていかないと。

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