2020年5月25日号。<内閣支持率は7割? / 田原総一朗さんは何を見ているのか / 「ポジティブ」で上書きを>
<内閣支持率は7割? / 田原総一朗さんは何を見ているのか / 「ポジティブ」で上書きを>
おはようございます。ヨロンです。
いよいよ北海道と関東1都3県の緊急事態宣言解除の日となりました。神奈川はほぼ予想どおりの一桁(5人というのは前半とは言えないですね)でまとめてきたものの、北海道の新規感染が15人というのが気になります。実効再生産数が0.5を下回らない県がある中で、最終的には政府が判断することになるので、昨日書いたように、今日で全都道府県の緊急事態宣言解除、しかし自粛は引き続き行う、ということになるのだと思います。
「自粛は引き続き行う」という曖昧な政策になると、「**県には来ないでください」と他県ナンバーの車に張り紙を貼るようなアホ(久々にこのことばを使いました)な輩が、まだ出歩くことが予想されます。
コロナ関連の政策が都道府県単位で発表され、まとめられることに起因するものだとは思うのですが、「通行手形」のようなアイデアが専門家から出てくるようなところを見ると、何を不毛なことをやっているのかと呆れ返るところもあります。「ケンミンSHOW」的な番組が流行るのも無理ないですね。
<“国内パスポート案”にネット反応「リアル翔んで埼玉」…コロナ巡る政府専門家会議>
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae66e530f34fa3e29f29ece3202962feb5618830
ここで2点お断りを。
ひとつは、昨日「胃が持たれる」と書いてしまいましたが、「もたれる」は「凭れる、靠れる」ではないか、という指摘を受けました。確かに通常は「胃もたれ」と変換され、漢字も「凭れる、靠れる」となるようなので、こちらで書くべきでしたね。
もう一点は、毎日新聞の支持率調査のところで、項目の先頭が「?」のように文字化けしてしまいました。これは▼の右向きの三角が機種依存文字だったためで、こちらも▲や◆などのようにしておいたほうが良かったです。
■単純に内閣支持率が下がったとも言えない理由
支持率調査は、朝日新聞も発表しています。
<内閣支持率29%、発足以来最低に 朝日新聞世論調査>
https://news.yahoo.co.jp/articles/95d4193a4a18b9cab6b4747f476685349b6eef1f
<朝日新聞社は23、24日に全国世論調査(電話)を実施した。安倍内閣の支持率は29%(前回5月16、17日は33%)で、2012年12月に第2次安倍政権が発足して以来、最低となった。不支持率は52%(同47%)に増え、5割を超えた。>
支持率が下がったと言っても、自民党支持層では内閣支持率は7割になります。自民党総裁が総理大臣になり内閣を組織することを考えると、基盤は揺らいでいないということになります。
毎日、朝日と、政権に批判的なメディアで行われた調査なので、その信憑性に疑問を持つ人もいるでしょう。しかし、世論調査に関して言うと、毎日や朝日が支持率が低く、産経や読売が高いということは一概には言えません。
2000年の長野県知事選挙のドキュメンタリー『田中康夫 戦いの手の内』(後に世論社から『長野10月革命』としてリメイク出版)を書いた木佐芳夫さんは、読売新聞時代に世論調査を担当していたことがあり、そのころ調査がどのように行われるか聞きましたが、少なくとも当時はどこの社の調査も、意図的に数字をいじることはしていませんでした。
設問の仕方で若干誘導することはできるのですが、最近は単発の数字よりも経過を見て判断することが重要なため、政権や政党の支持率に関しては毎回同じ順番で同じように聞いています。
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