おはようございます。ヨロンです。
すみません。勝谷邸の写真はもう少し待ってください。昨日も朝から夜中までバタバタしていて、トイレに行ったかどうかもわからない状況で。
『勝谷コレクション展示会』(仮)イベントは、最近元気が出てきたT-1君が、天才マネージャーの本領を発揮して企画進行してくれるようなので、任せたいと思います。
突然ですが、フリーランスというものは基本的に仕事を断らないものでして、「仕事をいただけるだけでありがたい」という意識が常にあるんですね。だから価格にしても相手の言いなりになったりする。そうならずに最初からきちんとした価格を提示して仕事をしていたのは、作家の日垣隆さんぐらいしか知りません。
フリーランスというわけではないのですが、私も仕事を選ばない傾向はあります。今年のような選挙イヤーは、ただでさえ突発的な仕事が増え、もちろん楽しいものも多いのですがトラブルも増えるので、スケジュールやメンタルの管理が必要になります。
最近体調と精神状態のバランスが悪くなってきているのは、突発的な仕事が増えたことに加えて、毎日何かしらのトラブルが発生し、放っておくことができないので、自分で動いてしまうことによるものであることはわかっています。
「お断り価格」というものはご存知でしょうか。ローランド時代にたまに遭遇したのですが、製品設計で金型を外注するとき、たまに通常の価格を大きく超える見積もりが提示されることがあります。
これは「お断り価格」と言って、「今めちゃくちゃ忙しくて、仕事を受けるのは非常に困難です。できれば断りたいんだけど、そうすると次の仕事がもらえないかもしれないので、かなり高めな価格を提示します。これでも良ければ、急遽人を用意するとか施設を増強して対応してなんとか対応します」という意味です。
ソニーの祖である盛田昭夫氏のベストセラー『MADE IN JAPAN わが体験的国際戦略』では、盛田氏がアメリカで製品の営業を行っていたときに、発注数が増えれば単価が下がっていくところ、ある量で単価が一気に上るシーンが出てきます。
相手が驚き、「コレハ、ナニカノマチガイデハナイノデスカ」と聞いたところ(実際は英語だったと思いますが)、盛田氏は「この量をこなすには工場設備を増設しなければなりません。その設備投資費が入っています」と答えます。
通常であれば、設備投資費をストレートに客に求めることはありえませんが、この見積書で盛田氏は「信頼できる取引先だ」という評価を得ます。
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