2019年8月28日号。<何も成果をあげないで良い政権与党に対抗できない野党/日米貿易交渉は完敗のはずなのに、そう見えない不思議>

 おはようございます。ヨロンです。

 今日から通常モードに戻ります。少し長い週末のようなものでしたが、良い空気をたっぷり吸ってきました。

 昨日のメールでは「聖人君子」を「聖人君主」と書いてしまいました。「聖人君主」となっていたものに違和感を持たなかったので、これは誤字というよりは教養の無さが露呈したということですね。「聖人君主」という単語もありますが、今回の使い方は明らかな誤用です。指摘もいただきました。連日の間違い、すみません。会費をいただきながら勉強させてもらっているような感じで申し訳ないです。

■何も成果をあげないで良い政権与党に対抗できない野党

 9月になると内閣改造が行われます。今回の目玉は進次郎氏の入閣ということになりますが、いきなり大臣にしてしまうかどうかはわかりません。安倍さんとしては、実務型の内閣にしておけば高支持率は維持できるので、サプライズを用意しなくても良いはず。若手を登用するという予想もありますが、それは良いことでしょう。

 対する野党は、政府与党に対抗する動きが見えません。立憲民主と国民民主の会派統一が進むというのは、ほとんどの国民にとってはどうでも良い話で、やっとスタートラインに立てたというようなものです。
 早ければ11月に解散総選挙があるということで、候補予定者は準備を進めていますが、まだ夏休みのヌルさがある。危機感がありません。10月からの消費増税も、野党としては政権を叩く千載一遇のチャンスなのに、その動きも見えない。

 そんなことを思いながらイライラしていたところに、勝谷さんの盟友で、知事選でも手弁当で支援をしてくれた倉山満さんのコラムを目にして腑に落ちました。
 倉山さんは、次世代の党自主憲法起草委員会顧問でもありましたし、私とは真逆の考えを多く持つのですが、主張は非常にまっとうで、相当数の支持者を擁しています。本来は右派系メディアにもっと呼ばれても良いはずなのですが、そうならないのは安倍政権の批判をしているからでしょう。今の右派系メディアは安倍首相の批判はタブーなので、いくら保守的な正論を吐いても、安倍批判になると呼ばれなくなってしまいます。

<今の日本の不幸は、安倍自民党を批判するまともな野党がいないことだ/倉山満>
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190826-01598291-sspa-soci
<今の安倍晋三や自民党にマトモを期待するなど、八百屋で魚を求めるのと同じだ
 先の参議院選挙は、敗者なき選挙と称されている。与党自民党は議席を減らしたが政権を維持し、野党も議席を増やした。どこの政党も負けなかったので、敗者なき選挙らしい。これでは、与野党の談合ではないか。>

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