2020年1月5日号。<ヒントは実は目の前にある / エッセイ『ビジネスホテルの矜持につひて』:漆嶋稔>

 おはようございます。ヨロンです。

 正月やGWというのは曜日の感覚がなくなりませんか? 今日は日曜日なんですね。
 それでも私は昨年から、「今日は観音さんの日だから火曜日だ」「今日はトーラさんの日だから土曜日」という生活になっていて、これも一種の職業病と言えそうです。
 昨夜は今年初の新年会となりました。渋谷で最初に行こうとした店が満席だったので入れず、以前行って美味かった韓国料理の『兄夫食堂(ヒョンブ食堂)』に行きました。赤坂や新宿にも店舗があったのですが、新宿店は閉店したそうです
 渋谷の兄夫食堂は、なぜか飲み物が出てくるのが遅かったり、愛想が良くなかったりしますが、普段ほとんど韓国料理を食べない私が旨いと思うくらいなので、味はお薦めです。韓国嫌いの勝谷さんでも、味は認めるかな。
【兄夫食堂】
https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13041060/

 そこで、今年の目標の話になりました。まずはマラソン。
 フルマラソンは、「5時間台で完走する」という目標を昨年達成できたので、もう出なくても良いかとは思うのですが、昨年の横浜マラソンは30キロ以降が苦しい散歩のようになってしまったので、よちよちでもなんとか走りきって5時間台前半を狙います。ハーフマラソンは、数回出場して2時間10分以内を目標にする。まあ、市民ランナーとすれば低い目標設定ですが、今の私にはこれで十分

 先日、ナイキの「ズームX ヴェイパーフライ ネクスト」の話題を取り上げたところ、「アシックスもメタライドというシューズを出しています」という情報をいただきました。
 このシューズは履いたことがあります。つま先がせり上がった独特なデザインの靴で、自然と体が前傾姿勢になって前に進んでいくので、長距離マラソンで疲れてから効果を発揮します。
 履いてみた感想としては、非常に魅力的で効果もありそうに思えたのですが、この靴を履いてしまうと、他の靴にした場合に走れなくなりそうで迷ってしまったので、この日は見送ってナイキのズームを買いました。それでも、メタライドが革新的かつ魅力的な靴であることは間違いありません。

 今年の目標の話に戻します。問題は業務上の目標で、これが難しい
 まずは、このメールを大晦日まで休み無しで続けること。あとは昨年よりも多くの地域に行きたい。ちなみに、今週末に香川に行くことになりました。明日詳しくはお伝えしますが、もし10日金曜日に高松でオフ会ができそうだったら行います。

 事務所スタジオの稼働率を上げて、映像配信を極めます。新たなコンテンツも検討しているのですが、こちらはまだイメージが固まらないので、もうしばらくかかりそう。

 新しいことを始めるとき、いろいろ悩むことがあります。アイデアが浮かんでこないわけですが、実はすでに答えはあるのかもしれません。自分が気がついていないだけ。ヒントが見えていなかったり、本質に気がついていなかったり。
 ジェームズ・ダイソンは、マンネリ化していた「白物家電」に革命を起こしました。突如として現れたイメージがありますが、もともとはダイソン氏が「自分が満足する掃除機が無い」ということで、5年間で5千回以上の試作を重ねて開発したのです。

 コードレス型掃除機は以前からありました。しかし、「吸引力が弱い」という決定的な欠点によってなかなか普及しなかった。世界中の企業が、従来のコード付き掃除機の性能やゴミフィルターなどの性能を向上させようとしていた中、ダイソン社は「強い吸引力が落ちないコードレス掃除機」を開発して世界市場に打って出ました。
 そのための資金を集める力と世界中の流通網を構築する力も大きなポイントとなるのですが、ここでは置いておきます。
 そして、そのサイクロン技術を使って、「羽のない扇風機」を作ります。魔法のように見えましたが、突然現れたのではなく、ダイソン氏には「見えていた」のでしょう。それは、突飛なものではなくて、「そこにあった」ものなのです。「吸引力が落ちないコードレス掃除機」と「安定した風が出る扇風機」であって、発想自体が革新的であったわけではない。

 開発部署にいると、どうしても先入観が邪魔をすることがあります。「モバイル端末にはスタイラスペンが必要だ」という先入観で開発が行われようとしていたときに、スティーブ・ジョブズは「人間はすでに優れたスタイラスペンを持っているではないか。それは指だ」と言います。Amazonのジェフ・ベゾスが本のネット販売を始めたとき、なぜ本を選んだかというと、「価値が落ちない」「腐らない」「世界中に存在する」といった理由だったと言います。これも突飛な発想ではない。
 中には、無から有を生むほどの発明もありますが、おそらく有史上のほとんどの発明は、このようなものなのでしょう。それが自分にできるとは思いませんが、「答えは自分の目の前にあって、今は見えていないだけ」ということは意識しておきたいと思います

 明日が仕事始めだという方も多いことでしょう。アメリカとイランの関係悪化やゴーン氏逃亡など、すでにいろいろなことが進んでいますが、国内ではIR汚職事件が一気に動き出します。
 すでに現金授受を受けたとされる5人衆の氏名が公表され、本人たちは完全否定していますが、崩れるのは時間の問題でしょう。そうなると、IR事業だけでなく政権そのものへの影響もかなり大きい。
このあたりは、また明日。

 日曜日は漆嶋さんのエッセイの日。このホンワカする雰囲気は、すっかりおなじみとなりました。
 映画オーディションに関しては、来週ご紹介することになりますが、今日はその前段とも言えるホテルでの出来事となります。

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【ビジネスホテルの矜持につひて】

漆嶋稔(翻訳家)

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