2020年7月27日号。<コロナと闘っている現場から / 『心に沁みる掲示板のことば』第9回 「自殺」と掲示板のことば:江田智昭>

<コロナと闘っている現場から / 『心に沁みる掲示板のことば』第9回 「自殺」と掲示板のことば:江田智昭>

 おはようございます。ヨロンです。

 『半沢直樹』が面白すぎて困っています。池井戸潤作のドラマは、最終回までハラハラするものだとわかっているのですが、それでも「手に汗握る」展開の上に、歌舞伎チームの怪演で爆笑の連続。いつもはドラマをカメラアングルやマイクの位置を気にしながら見ているのに、今回はそんな余裕がありません。最近はキー局のドラマを見ることが滅多に無くなりましたが、これにはハマってしまいました。


「Go To トラベルキャンペーン」について多くの意見をいただきました。この問題は立場によって感じ方が大きく異なるようです。
「感染予防をしっかりした上で、経済をまわす」というのは、企業や店舗の倒産や閉店を何もせずに見ているだけでは、コロナよりも生活がたち行かなくなるために今後死亡が増える、という危機意識から来ています。
 それと同時に、コロナ患者やその家族、医療従事者への偏見や誹謗中傷の問題を考えなければならないと思うのです。

「Go Toキャンペーン」をやってもやらなくても、しばらく感染者は増えていきます。完全に抑えることはできない。そして、感染者への暴力や排除が各地で起きます。
 特に地方では、感染者を出してしまった店は、従業員だけでなく、その家族まで会社や学校に来させるなと言われる。岩手県は、最初の感染者になってしまったらこの地で生きていかれない、と戦々恐々としているとか。

 では、外出を自粛すれば、この問題は無くなるのでしょうか。“夜の街”も含めて全国民が外出を自粛すれば、広がりは抑えられるかもしれません。しかし感染者をゼロにすることはできず、予防していても感染してしまった人や、医療関係者への排除や暴力は続くでしょう。
 それであれば、コロナはあるものとして考え方を変えるしか無いのではないか。誰もがかかる風邪やインフルエンザと同じものだという前提で、予防を徹底的にしようという報じ方になれば、「看護師の子供を学校に来させるな」などということは無くなるのではないか。と考えました。
 医療機関で感染者が出るのはありえること。感染者が出た場合には、濃厚接触者の待機を5日間とし、PCR検査で陰性だったらすぐに現場に復帰できる、としても良いのではないか。

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