2020年9月1日号。<志士は溝壑に在るを忘れず / 逃亡の旅 第46回 ~下関に逃げる~:花房観音>

<志士は溝壑に在るを忘れず / 逃亡の旅 第46回 ~下関に逃げる~:花房観音>

 おはようございます。ヨロンです。

 昨夜は久々にエアコンをつけずに、窓を少し開けるくらいで寝ました。このまま秋になってくれれば良いのですが。

 昨日は、10月から始める新しい事業というかサービスを検討していました。すでにやっていることをパッケージ化するというものなのですが、コロナで世の中が大きく変わっている中で、この変化を後ろ向きに捉えず、今後につながることを形にしていこうというものです。

 昔、『巨人の星』で星飛雄馬がよく坂本龍馬の名言として「 死ぬときはドブの中でも前のめりで死にたい」と言っていたことを思い出します。『巨人の星』のセリフはすべて覚えるくらい読んだので。
 この龍馬の名言とされていることばが、実は原作の梶原一騎の創作ではなかったかということが後に言われ始め、ウェブの時代になって検証が行われました。
 その結果、『竜馬がゆく』に近い表現が現れているということで、現在は梶原一騎がここからインスピレーションを湧かせたのではないか、という説が一般的になっています。

 孟子の『滕文公章句下』からの引用で、原文は「志士ハ溝壑(こ うがく)ニアルヲ忘レズ、勇士ハソノ元(げん)ヲウシナフヲ忘レズ」。意味は「天下を救おうとする者は、自分の死体が将来溝や堀に捨てられて顧みられぬことをつねに想像し、勇気ある者は自分の首(元)が斬りすてられること をいつも覚悟している。そういう人物でなければ大事を行うことはできない、ということだ。」(司馬遼太郎解説)ということのようです。

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