2024年8月21日号。<昭和的なものって。 T-1 >

2024年8月21日号。<昭和的なものって。 T-1 >

おはようございます。
T-1です。

昨晩、仕事帰りに会社の外に出たらば、立派なお月さん。明るい東京の空にも煌々と存在感を放っておりました。あまりにも立派なので「満月」とスマホで調べてみましたら、「スーパームーン」とのこと。何かよく分からないが、ラッキーな気がして、とりあえずスマホでパシャっと。この写真を撮るときの「パシャッ」と表現する音も、過去の名残なのか・・・。チャンネルを回すとか、ソロバンはじくとか、レンジでチンとか、ピンポン鳴らすとかもそんなものなのだろうか?
いきなり話ズレましたが、そうお月さんの写真を撮ったのです。ですが、まったくうまく撮れない、肉眼での迫力が全然出ずに、思ったより小さくしか撮れないのです。しかし、それ以上に厄介なのが、電灯の明かり。帰り道の道中、何度も狙ってみるのですが、どこかしらに電灯があって写り込んでしまうのです。改めて東京の夜には暗がりがないな、いらぬ光がないところで、月あかりを楽しんでみたいなと思ったのでした。
教養人から見えばあきれ返られるでしょうが、最近、谷崎潤一郎「陰翳礼讃」を読んでみました。普段からダラダラいろいろ読むのが好きで、いろいろ読んでいるのですが、最近だと小説は小谷永塔子「ずっとそこにいるつもり?」砂川文次「ブラックボックス」とか、あとはなぜかマンガ「進撃の巨人」を読みだしたり、小難しいのは、椹木野衣「戦争と万博」、この前の血気酒会で紹介した有馬哲夫「原爆 私たちは何も知らなかった」だったり、田中慎弥生さんのエッセイがひねくれていて好きなのでそれをパラパラしたり。
そんな中「あーなんか飽きたなー。ほかなんかいつもと違ったの読みたいなー。あっそうだ。読んでないと恥ずかしそうなの読んでみよう」と思ってたところに、誰かがなんか引用していたのをふと思い出したのが「陰翳礼讃」。これがある意味いい感じに裏切ってくれました。なんか難しい文化論でも書いているのかなーと、少し身構えて読みだしたのですが、一言言いたいひねくれおやじのエッセイで、これが何とも面白いのです。その中にお月見のお話があったのです。下記はそのくだり。

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