2019年6月30日号。<トランプ外交に振り回されたG20/失敗する?消費増税>

 おはようございます。ヨロンです。

 昨日は久々に家に居たので、昼に少し横になったら、そのまま夕方まで爆睡してしまいました。おかげでかなりスッキリしました。

■トランプ外交に振り回されたG20

 テレビをつければG20のニュース。それにしてもトランプ大統領の存在感ばかりが目立ちました。「今朝思い立った」とか言って米朝会談してしまうとは。
 「近くに来たから寄っていくよ」程度の意識なんでしょうね。そういえば日朝会談は進んでいるのでしょうか。安倍首相は、日朝会談をしたいのであれば、トランプ大統領に着いていく姿勢を見せるか、ひとこと「私も会いたいと金委員長に伝えてくれ」と言えば良いのですが、そこまでではなさそうです。

 米朝会談を見ていてると、トランプ大統領の外交のスタンスがよくわかります。とにかく圧力をかけておいて、ギリギリの所で肩を抱いて「俺もそこまでワルじゃねえからよ。ここらで手を打とうか」と、和解を持ちかけて自国に有利に話をまとめようとするのでしょう。
 そう考えると、もとからファーウェイを潰すつもりはなく、交渉の材料として脅しに利用しているだけだというのは理解できます。

 もうひとつ。トランプ大統領から見て「フェアかそうでないか」。安保不公平発言も、はなから安保条約を破棄するつもりはなく、「俺らが守ってやっているんだから、もっと金出せよ」と言いたいだけなのでしょう。
 そこは外務省も防衛省もわかっているので、日本政府もまともに取り合わず、「まあまあ」と受け流しているわけです。非常にわかりやすい。
 日本国政府としては、受け流すのも良いのですが、フェアかそうでないかで言えば、日本は相応の負担をしていてフェアであることを主張しないと、搾取され続けることになります。それでも、トランプを刺激してさらに圧力をかけられるのを避けたいのでしょう。完全に虐めの構造です。

 日本としては、G20を終えてやれやれというところで、これから参院選モードに入ります。トランプ大統領に振り回されたとはいえ、一定の評価は受けるでしょう。安倍さんもホッと一息ついているのではないでしょうか。

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