2019年11月7日号。<一芸百芸 ~精神修養としての書道~:水島二圭>

 おはようございます。ヨロンです。

 なんだか慌ただしいのは、すでに年末の雰囲気で街が染まってきているからでしょうか。
 昨日は、昼前に小平市で行われた勉強会に講師として行き、夜中の10時からは永田町。ライブ番組の配信サポートで日付が変わるころまでいました。毎晩1時過ぎまで平気でパソコンに向かっていますが、緊張の中での立ったままのオペレーション作業は結構疲れます。その中でキッチリ仕事をやり遂げる政治家やスタッフは凄い。
 面白いのは、小平での勉強会も夜中のライブ配信も、このメールを読んでくれている方が関わっているということです。それぞれ以前からの知り合いですが、毎日のメールを読んでくれていることを考えると、久々に会っても時間の隔たりを感じません。
 これはオフ会で初めてお会いした方々もそう。先日のマラソン大会では、ほとんどが初対面にも関わらず、緊張感があったのは最初の数分くらいで、すぐに以前から何度もチームで戦っているような感覚でレースに臨みました。

 これらは、やはり勝谷さんが遺したものであるとも言えるわけで、本人がいないところで会ったこともない人どうしが、こうして繋がっているのは不思議なことです。そんなことを勝谷本人は全く知らないわけですが。

 「田代まさし、覚醒剤所持容疑で逮捕」のニュースが流れていました。5度目だそうです。薬物関連のリハビリの活動をしていたのに
 依存症については何度も取り上げていますが、脳が壊れてしまっている状態でなんとかやめることができたとしても、スイッチが入ってしまうと、あっという間に戻ってしまいます。薬物なんて、パチンコやアルコールと異なり、身近に無いにも関わらず、手を出してしまう。そして提供する人がいるということです。

 一年前のことを思い出しながら、いろいろな場面で依存症の話をすることがあります。明日も、中村淳彦さんを迎えてその話になると思いますが、今までは「弱い個人」の問題だったものが、これからは明らかに「壊れていく社会」で底辺まで落ちてしまう話となります。「明日は我が身」にならないためのヒントにでもなれば。
しまった、朝から暗い話になってしまった……。

 水島二圭先生のオリジナルカレンダーの作品が決定したそうです。
 著作権の関係で、いただいたリクエストを十分に反映することは難しかったようですが、いくつか反映されているということで非常に楽しみです。
 来週中には装丁見本が出来上がってきて、ご案内できると思います

 今日のコラムは、タイムリーなことに「精神修養」がテーマとなっています。一瞬、依存症治療に書道を結びつけることができないか考えましたが、それは私がまだまだ依存症を甘く見ているからなのかもしれません。ただ、「心が壊れる」のが依存症の特徴だとしたら、「壊れない心を作る書道」というのはあるのかもしれません。

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一芸百芸  ~精神修養としての書道~

水島二圭(書家)

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