おはようございます。ヨロンです。
昨日は、さかなクンが「世に出る」と書くところ「夜に出る」となっていました。「毎日夜遊びをしているからでしょ」という指摘もありましたが、日本語変換機能がそうなってしまっていたのかもしれません。決して遊んでいるわけではないのですが(苦笑)。
■槇原敬之さんが薬に溺れる理由
いろいろ気になるニュースが錯綜していて、何からどう取り上げてよいか悩むところ。まずはこれから。
<歌手 槇原敬之容疑者を逮捕 覚醒剤取締法違反の疑い 警視庁>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200213/k10012283991000.html
<警視庁によりますと平成30年4月、東京港区のマンションで覚醒剤を含む粉末0.083グラムを所持していたとして覚醒剤取締法違反の疑いが持たれています。また、この前の月に同じ場所でいわゆる危険ドラッグを所持していた疑いも持たれています。
警視庁は当時、マンションの捜索で覚醒剤などを発見していて、同居する知人男性が逮捕・起訴されていました。その後の捜査で、槇原容疑者もこの覚醒剤などを所持していた疑いが強まり、警視庁は13日夕方、現在の渋谷区の自宅にいたところを逮捕したということです。>
槇原敬之さんは、1999年にも覚醒剤で逮捕されています。ニュースでは、同居する恋人の知人男性が覚醒剤を持っていて、そこから捜査が続いていたということで、これはもう治してから再起をかけるしかないのですが、覚醒剤に手を染めてしまう気持ちはわからないでもないです。
作家であれば、プロットが浮かぶかどうかという問題はありますが、ある程度技術でカバーできることも多いし、固定ファンを作ることができれば、覚悟次第で書き続けることは可能です。それでも、プレッシャーや制作上の困難さから酒や薬に溺れてしまう人もいる。
自分で曲を作るミュージシャンの場合は、メロディが浮かんでこなければアウトです。「作曲家」という、技術で曲を作る人もいますが、それでも浮かんでこなくなったらもう仕事はできません。
桑田佳祐さんが「いとしのエリー」を出したあとにスランプになりかけて、半年間引きこもり曲作りに専念したのは、それだけ向き合わないと自分が潰れてしまうという危機感を持っていたから。テレビでも引っ張りだこだった時期で、一旦引き下がるのはとても勇気がいったと思うのですが、それでも彼は曲作りと向き合う必要性を感じたのです。
サザンの初期に「働けロック・バンド(Workin’ for T.V.)」という曲があります。テレビ出演に忙殺され、曲が作れなくなって簡単に捨てられてしまう悲哀を歌っています。ここにすべてが凝縮されているでしょう。
槇原敬之さんは決して一発屋ではありませんが、勝谷さんの大嫌いな「世界でひとつだけの花」は、平成の日本ミュージックシーンを代表する曲で、彼にとっては大きなプレッシャーとなっていたはず。そこがピークであったとは認めたくないでしょう。
大ヒット作があったばかりに、それを乗り越えるプレッシャーに潰されそうになり、薬に手を出してしまう。頭ではわかっていても、作家は皆、強い意思を持っている人格者ではないのです。つい手を伸ばしてしまう環境があったとき、それを拒むだけの意思を持てるかどうか。それほど薬は怖いものなのだと思います。
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