2020年6月3日号。<保守は右か左かではない:倉山満 /東京アラヨット?>
<保守は右か左かではない:倉山満 / 東京アラヨット?>
おはようございます。ヨロンです。
昨日はほぼ半日、請求書を出していました。業務に対する請求書は私がひとつひとつ確認しながら出しているのですが、毎月固定額のサポート契約の場合にも、年額一括だったり月ごとだったり、領収書も一括だったり月ごとだったりと、いろいろあります。
そのため漏れや間違いが発生しないよう、慎重にやらなければならないので、ある程度時間をとって作業するのです。
今回、本来であれば4月~5月には出すべきものが、なかなか時間が取れなかったので今になってしまい、集中して行いました。その人や団体の活動を確認しながら、何度かやり取りが発生することもあり、結構疲れます。
このような作業はどこでもできるので、今は在宅作業となります。
在宅作業は気持ちは楽なのですが、効率が落ちるような気がするのは、きっと周りに生活の物があるからですね。「書斎」と言えるようなデスクワーク専用の部屋ができれば良いのですが、視界にはいるところに遊ぶものがいろいろあると気が散ります。
あ、これは事務所でも同じでした。ということは、私はいつも作業効率が悪いようなので、まずは断捨離を進めなければいけませんね。
東京都では、「東京アラート」なるものが出されました。小池都知事は神妙な顔で登場しましたが、どうも笑みを押し殺しているように見えるのは考えすぎでしょうか。心で「アラート」ではなく「アラよっと」と言っているようで何か滑稽なんですよね。
レインボーブリッジや東京都庁を赤色にライトアップして、まるでお祭りイベントのようです。大阪の太陽の塔のライトアップも浦沢直樹さんのマンガのように思えたし、目立ちはするものの、注意喚起の効果がどれだけあるのか疑問です。
<小池知事、東京アラート発動 夜の繁華街で感染者目立つ>
https://digital.asahi.com/articles/ASN625JB3N62UTIL026.html
<1日あたりの感染者が30人以上確認されたのは、5月14日(30人)以来19日ぶり。国の緊急事態宣言が解除された翌日の5月26日以降、夜の繁華街に絡む感染者が目立ち始め、再び市中感染が増加する懸念が高まっていた。アラートの発動は都民に対策を促す目的で、休業要請など新たな措置を伴うものではない。>
34人の感染者のうち、4割に当たる13人は、集団感染が発生した小金井市の武蔵野中央病院の患者と職員。2割に当たる8人は夜の繁華街で働く人や客。昨日までには同じパーティーに参加していた7人の集団感染が明らかになっています。
では、「東京アラート」とは何か。
これは単なる「注意喚起」なんですね。呼びかけ。
それであれば、「警報」でいいものを「アラート」などと言ってしまうから、漠然とした不安を植え付ける効果しか感じない。さらに、集団感染やパーティー、そして夜の繁華街とターゲットははっきりしているのに、曖昧な注意喚起だけを大げさに出している。テレビもクルーが早起きして撮ってきたラッシュ時の映像を流すので、「通勤せずに自宅にいろ」といったピント外れの主張につながってしまう気がします。
注意喚起は悪いことではないと思いますが、それは的確な分析のもとにターゲットを明確にして発するべきもの。曖昧な「雰囲気」だけで出されても、それは不安を煽るだけで余計な経済的心理的負担を強いるだけだと思うのです。
昨日も、不要不急の都知事選情報を書いたのは、小池都知事の言動は選挙と絡めて見るべきであり、政治家であれば選挙を意識するのは当然としても、あまりにもわかりやすいからなのです。これはトランプ大統領も同じ。
小池都知事は、いまだに4年前の公約を何一つ実現していない。ということを頭にいれておくと、記者会見で透けるものがうっすらと見えてきそうです。
今まで、私は左寄りだと言われることもあったのですが、日本は大好きなので「愛国左翼」などと自分でことばを作って表現してきました。
でも、今日の倉山さんの解説を読むと、どうも「やや右上」のような気がします。
勝谷さんは「右下」かな。それでも政府批判をしなかったということではなく、安倍さんを応援しなければならないという「友人としての義理」のようなものだったので、根は「右上」なのでしょう。
読者に問いかけたいということなので、感想をお寄せください。そのまま倉山さんに転送させていただきます。
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保守は右か左かではない
倉山満(憲政史研究者)
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