2020年6月22日号。<若き経営者に注目し支えたい / 内閣支持率は下げ止まりなのか>

<若き経営者に注目し支えたい / 内閣支持率は下げ止まりなのか>

 おはようございます。ヨロンです。

 昨日、バーミキュラを取り上げたところ、愛知方面やバーミキュラに目をつけていた方からの反応があり、嬉しかったです。やはり注目している方はいるんですね。
 この手の話は日経や業界メディアがお得意で、「ガイアの夜明け」や「カンブリア宮殿」を見ていると、毎週ワクワクさせられます。


■若き経営者に注目し支えたい

 ただ、日本発の新しい製造業として、将来性を感じるベンチャーがある一方、登場時は華やかなデビューだったものの、その後どうなったのか心配な企業もあります。
 たとえば、「ひとり家電メーカー」として華々しく取り上げられた中澤優子氏が率いるUPQはどうなったのか。
 2015年7月に設立され、起業から2ヶ月で17種類24製品を売り出したことで脚光を浴びました。今までの製造メーカーは、工場を持ち製品企画から生産・販売まで一貫して行っていましたが、このUPQやCerevoというベンチャー企業は、生産工場を持たない製造メーカーとして、企画と販売に特化する新しい形を作りました。

 経営者が若い女性ひとりだったことでも、いろいろと注目を浴びました。「ガイアの夜明け」でも「“革命児”が家電を変える!」としてその活動が紹介され、他にもさまざまな情報番組で取り上げられていました。
 ところが、創業直後に製品の規格申請などのトラブルに見舞われ、その対応に追われることになります。
<ひとり家電メーカー、UPQの現在 中澤社長の蹉跌と覚悟>
https://plus.paravi.jp/business/002496.html
<UPQ(アップ・キュー)の中澤優子社長は大手メーカーと競合しない「嗜好品」の家電で独自路線を追求する。起業後の結婚・出産を経て、サポートスタッフの力も借りながら製造業を貫く働き方も独特だ。立ち上げ後、スペック誤表記による製品回収などトラブルも相次いだが、それを機に生産・管理体制の見直しにも踏み切った。これから収益モデルをいかに磨き上げるのか、中澤社長に展望を聞いた。>

 そして、そのトラブルを乗り越えて、昨年は久々の新製品「REIKUN-Dome(レイクン・ドーム)」を発売しました。
UPQ
https://upq.me/jp/
 しかし、クラウドファンディング専用の製品として開発費用を集めようとしたところ、目標の1千5百万円には届かず、570万円程度で終わってしまいました。
 製品開発と販売は行われているようですが、他の製品を見ても発売当初に感じた新鮮味も薄れてきているように見えます。

 バーミキュラやバルミューダは、ダイソンのような一点突破型の製品と言えます。すでに成熟した市場の製品を、独自のテクノロジーで突き詰め、革新を起こす。そのため価格が従来製品の何倍かになっても購入客は満足して買っていく。
 UPQやCerevoは、大手メーカーが気がつかなったような視点を盛り込んだユニークな製品を開発し、生産は別会社に委託する。価格は若干高めでも、購買意欲をくすぐる製品を出し続けることで大手メーカーに対抗できる。
 ちなみに、私はUPQの製品は持っていませんが、Cerevoのライブ配信機器「LiveShell」はすでに3台保有し、愛用しています。血気酒会でも毎回使っています。あ、血気酒会のトラブルは私がいろいろやりまくっているからでCerevoのせいではありません。

 ベンチャー企業は、資金力や信用が大手メーカーに比べて劣ってしまうため、一度躓くとなかなか復活するのは難しいのですが、中澤優子氏やCerevo創業者の岩佐琢磨氏などは、日本のものづくり業界の財産として大切にしていかなければならない人材なので、一緒に盛り上げていかれる体勢や雰囲気を作っていかれればと思います。すっかり自分も参加する気でいますが(笑)。

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