2020年7月1日号。<たまには将棋の話:倉山満>

<たまには将棋の話:倉山満>

 おはようございます。ヨロンです。

 昨日は、ホテルの朝食会場でT-1君と少し打ち合わせしてから、チェックアウトしてそのまま帰京。東京駅では、マスクにフェイスガードをして手袋を付けているおばさんを見かけ、「そこまでやるんだったら、半袖ではなく長袖のシャツを着ればいいのに」などと思いながら事務所に向かいました。緊張感が増しているはずなのですが、どうもギャグに見えてしまいます。

 東京は感染者数がなかなか減らない中、新たな基準が発表されました。
<東京都、新たなモニタリング項目を公表へ 新型コロナ>
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60954340Q0A630C2CE0000/
<関係者によると、都は今回、東京アラートの反省点を踏まえ、具体的な数値を設けない。医療体制の状況なども含めて総合的に判断し、感染が再拡大しないよう都民らに注意を呼びかける。過度な注意喚起を避けるほか、エリアを限定して呼びかけることも想定している。経済活動の回復も重視し、休業の要請もしない考えだ。>

 建前上は、検査数に影響される感染者数は指標とせず、状況を専門家が分析して柔軟に対応するということなのでしょう。それでも見方によっては「裁量」でどうにでもできるということになります。仮に一日の感染者数が100人を超えても、何かしら理由を付けて放置することができるようになる。情報の透明化は必須ですが、今後も小池さんのパフォーマンスに使われるのが見えるので、疑問は増します。

 神奈川などは、昨日の感染者31人のうちホストクラブで26人。他の地域でもキャバクラとか接客を伴う店舗でのクラスターが確認されているので、数字だけ見ればそのあたりを避けるようにすれば、感染のリスクはかなり抑えられるように思います。仙台でも、あのT-1君が「さすがにおねーちゃんのいる店には行きたくないですね」と言っていましたし、その感覚は正しいのでしょう。

 問題は、神奈川で言うと医療機関を受診して感染したケースとか、都内で知人と会食して感染したケースなど。日常生活に潜むものはどこで接触するかわからないので心配はあります。
 それでも、雨の日に道を歩いていて車に泥をはねられるようなもので、そこだけに注意して生活するよりは、極力予防をしっかりして日常を取り戻していく方が重要だと思います。


 国内ばかりに目が行きがちですが、中国の「香港国家安全維持法」の可決を見ると、香港もいよいよあの国に抑え込まれてしまうのか、と暗澹たる気持ちになります。我が国としては、経済の停滞に乗じた侵入に気をつけるべきでしょう。企業や土地の買収、軍事的圧力などへの対抗策を講じられるのか。


 今日の倉山さんの話は将棋。意外に思われた方も多いのではないでしょうか。
 将棋は小学校のころに少しやったくらいですが、AI将棋については大学の授業で取り上げていることもあり、関心はあります。藤井聡太君には、コロナなど気にせずに思いっきり天才を開花させて欲しい。


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「たまには将棋の話」

倉山満(憲政史研究者)

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