2019年11月23日号。<一九八二年、僕はエロ本の出版社に入った。 第三二回「トランジスタ・ラジオ」:東良美季>

 おはようございます。ヨロンです。
 軽井沢の勝谷邸からお送りします。昨夜は、知事選挙のときの同士らと呑んでいて、酒を服の上に大量にこぼしてしまい、洗濯しながら風呂に入ったところまでは覚えているのですが、その後の記憶がまったく無く、気がついたら朝になっていました。ここまで記憶を無くしたのは初めてです。

 窓の外は霧が出ていて、近くの山の稜線がぼやけて見えます。窓を開けると冷気がふわっと入ってくるけれど、部屋は暖房が効いているので、それが気持ち良い。勝谷さんならこの状況を抒情的に綴るのでしょう。
 昨日の夕方、勝谷邸に着きました。T-1君到着が夜10時となったこともあり、『血気酒会特別版』は今日撮影することになりました。今回はライブ配信ではなく、まとめたものをアップしますが、この二日酔いの状態で撮影できるかどうか。

 ひとつお詫びを。以前、勝谷さんのカメラを「キヤノン」と書きましたが、ニコンでした。それはそうですよね。あれだけニコンを愛し、所持することに喜びを感じて自慢しまくっていたのですから。なぜキヤノンだと思ったのか。おそらく宮嶋茂樹さんがキヤノンユーザーだったことで被っていたのだと思います。
 ちなみに、そのときの記述は「キャノン」でした。こちらも正確には「キヤノン」です。カタカナ文字のバランスを考えて、「ヤ」は小文字ではなく、大文字にして全部大きさを揃えたそうです。しかし読み方は「キャノン」。70年以上前に決めたこととはいえ、少し違和感があります。

 昨日はGSOMIAのニュースがトップでしたね。
<韓国、GSOMIA延長を日本側に通告 米の要請影響か>
https://digital.asahi.com/articles/ASMCN6D4CMCNUHBI033.html
<韓国政府は22日、日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)について、破棄するとしていた方針を転換し、延長することを決めた。昨年10月の韓国大法院(最高裁)による元徴用工判決から悪化を続けてきた日韓関係ながら、安全保障面での亀裂は土壇場で避けられた形だ。>
 徴用工問題がベースにあるのは言わずもがなの話。納得いかない日本が粛々と対抗していたところ、韓国が勝手に血が上って喧嘩を売ってきて、自分で自分の首を閉めてしまったように見えるのですがどうでしょうか。まるで吉本新喜劇を見ているよう。
 日本の政権としては強気で行くことができるので、頭の痛い問題ではないと思いますが、結局ジャイアンのようなアメリカが「おいおい、お前らええかげんにせえよ」と言って韓国をたしなめたということですね。
 ただ、問題は先送りされただけで、まだ解決したわけではない。結果的に韓国が泣きついてきて、日本が「しゃあないな」と手打ちをするのでしょう。韓国世論はそれを認めるのか。

 トーラさんの小説。今回も清志郎の歌がBGMに指定されていますがが、今日はなぜか木内みどりさんの顔が浮かんできます。

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一九八二年、僕はエロ本の出版社に入った。 第三二回「トランジスタ・ラジオ」

東良美季(作家)

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