2020年1月25日号。<一九八二年、僕はエロ本の出版社に入った。 第四一回「運命のひとひねり」:東良美季>

 おはようございます。ヨロンです。

 居酒屋探訪「にじゅうまる」の巻について、いろいろ感想や意見をいただいています。このときは、Osmo Pocket という小型のジンバルカメラ一発で、どんな画と音が撮れるかのテストも兼ねていました。撮影や録音が難しいので、どこまで続けられるかわかりませんが、次回以降工夫していきます。
 とりあえず、音声レベルの調整と無駄な部分(「ほとんど無駄だろう」という突っ込みは置いといて)を20秒ほど削ったものを作ったので、これからはこちらをご覧ください。
しばらくしたら限定公開とさせていただきます。

ヨロンとT-1の居酒屋探訪「にじゅうまる」~勝谷誠彦の愛した店をめぐる旅
https://www.youtube.com/watch?v=ayOu45orBr4


 新型コロナウイルスの感染者がフランスで確認されたということで、世界的に流行する兆しが見えてきました。やはり感染力は強いのではないか、という懸念が出てきます。そして、血気酒会でも少し指摘したのですが、「なぜ武漢市なのか」。
 原因としては「感染源のコウモリを餌とする蛇が売られていた海産物卸売市場」という説が出てきています。信憑性はありそう。
 ところが、私が気にしていた「研究所」に関する記事が2017年に出ていたことがわかりました。
A laboratory in Wuhan is on the cusp of being cleared to work with the world’s most dangerous pathogens
 というタイトルで、Google翻訳では
「武漢の研究室は、世界で最も危険な病原体との共同作業が許可されたところです」となります。武漢には危険度の高い病原体を扱うBSL-4施設という研究施設があります。このBSL-4施設というのは世界24カ国にあり、日本でも「国立感染症研究所」がBSL-4に指定されていて、長崎大が二つ目の施設となるようです。

 武漢のBSL-4施設が原因になったというのは完全な都市伝説的見方なので、信憑性はありません。「そんな小説が出てくるかも」くらいの感じですが、BSL-4施設のある武漢市でコウモリが新型ウイルスに感染したということを考えると、ひとつの仮説として頭に入れておくのは悪くないかもしれません。今は、あらゆる仮説を検討するレベルだからです。しかし、だからといって思い込みでデマを流すのは注意しなければなりません。

「運命の一瞬」というのは、誰にでもありますよね。私も、仕事でいうと2000年に田中康夫さんの会見に誘われて行ったことが、大きく人生を変えるきっかけになったので、案内をもらって「行こう」と思い立ったところが「運命の一瞬」でした。
 それ以外にも、就職、就学、恋愛、結婚など、小さいことまで入れれば、運命の一瞬の連続で人生ができていると言えるのかもしれません。


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一九八二年、僕はエロ本の出版社に入った。 第四一回「運命のひとひねり」

東良美季(作家)

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