2020年4月16日号。<杏さんのメッセージ / 一芸百芸 ~パフォーマンス書道の危うさ~:水島二圭>

<杏さんのメッセージ / 一芸百芸 ~パフォーマンス書道の危うさ~:水島二圭>


 おはようございます。ヨロンです。

 陽気は微妙な暖かさというか寒さなので、風邪をひきそうです。暗いニュースが多いので、そのストレスだけでも体調崩しそう。
 昨日は昼前に静岡から帰ってきました。やはり新幹線の中はガラガラで、車両に私を入れて3人しかいません。
 夕方は初めて経理の打ち合わせをZoomで行いました。新鮮味もあるし新たな可能性も感じますが、結局紙の資料(領収書類)を送らなければならないとか、空気感が必要な部分もあるので、リアルとオンラインを併用するのが良さそうです。


 昨日、公明党山口代表が、所得制限付きの30万円ではなく、一律10万円の給付を提案し、安倍首相が前向きの姿勢を示したというニュースがありました。
 公明党は今までも定額給付金、商品券や軽減税率など、家計に関することには熱心だったので、所得制限付きの30万円では支持者に行き渡らないということなのでしょう。
 自民党内でも一律現金給付を行うべきだという声は出ていて、野党も国民民主党などは以前から主張していますし、この方向で行くのは間違いないでしょう。
 しかし、政府は所得制限付きの30万円配布を閣議決定して、今月末の補正予算成立に向けて進んでいることもあり、一気に進むというわけにはいかなそうです。中途半端なものとなる可能性もある。「スピードが大事」と言いながら、早くて5月末。遅ければ7月にずれ込みそうなスケジュール感は、「今」必要としている国民には厳しいものとなりそうです。


 先日お伝えした島津製作所のコロナウイルス検出試薬キットの件で、PCRのテストキットを作ってきたという専門家のIさんからいくつか指摘をいただきました。
 ひとつはPCR検査の精度のことで、私がPCR検査を少なくしている理由のひとつが「精度の低さ」だと書いたことに対して、高精度のものもあるし精度の低いものもある、といいうことでした。そのつもりではあったのですが、「精度が低いものもある」と書くべきでしたね。
 また、島津製作所のキットの判定精度は100%ではなく、PCR検査との一致率が100%だということだそうです。これは島津製作所のツイッターで「「国立感染症研究所(感染研)が定めた評価方法で性能を検証しており、保険適用の対象となっています。陽性一致率・陰性一致率はいずれも100%です」とあったものが間違って広まったようです。
 キットの売りの「検査時間が1時間に短縮される」に対しては、「遺伝子抽出の部分が、1検体につき5分になっただけで、PCRの部分は変わってない」ということで、逆に時間がかかるのではないか、と言う指摘もありました。正直言って、この部分はわかりません。拠り所とした記事は以下になります。
<島津製作所,「新型コロナウイルス検出試薬キット」を発売ー煩雑な手作業を省き,検査時間を半分に->
https://www.innervision.co.jp/products/release/20200536

 それにしても、恐るべき読者層です。勝谷さんが書いていたときもよく間違いが指摘されていましたが、こういう背景があるのですね。補足情報もお待ちしています。


 今日は血気酒会の日です。
 Zoomのミーティング機能を使います。参加する人はすべて表示されます(カメラをオフにすることは可能)。そしてZoomのライブ配信機能を使って、そのままYouTubeに配信します。それとは別に、先週と同じようにFacebookにも配信します
 ちょっとわかりにくいのですが、Zoomを使ってやり取りをしても良いという方はZoomを。その画面を視聴したい方はYouTubeを。そして、配信しているようすを見たい方はFacebookをご覧ください。

【ライブ】晩酌動画:『新・血気酒会』vol.29 「うちで呑もう!続・今読むカツヤの一冊」

Zoomミーティングに参加する
https://zoom.us/j/98072233235?pwd=dS81WHBpOUVmVTVMVHVRakVBdllwUT09

ミーティングID: 980 7223 3235
(パスワード: 037846)

YouTubeライブ
https://www.youtube.com/watch?v=fSX9xaRZSlM

Facebookライブ
https://www.facebook.com/katsuyamasahiko/posts/2858744554180319



 立憲民主党の高井崇志衆議院議員が、非常事態宣言が出た直後にセクキャバ(セクシーキャバクラ)に行ったという記事が、文春と新調に出ました。
 同じタイミングで、「最強の私人」の安倍昭恵さんが、3月中旬に大分旅行をしたというニュースも出ました。
 ふたりとも大馬鹿ものですが、高井議員のやったことは国会の危機管理上許されないことです。非常事態宣言下で文字通りの「超濃厚接触」を行ったために、もしそのときにコロナに感染していたとしたら、そのまま国会内でクラスター発生を引き起こす可能性もありました。そうなったら、死んで詫びるしか無い。
 高井氏はセクキャバでのやり取りが暴露され、変態的な性癖まで知られることとなりました。立憲民主党は一番重い除籍処分にしましたが、もう次はありません。
 それにしても、文春も新潮も記事の内容はえげつないもので、議員を辞めたとしても普通に生活ができるのか心配になるくらい。ゲス不倫どころではない。東大を出て国会議員にまでなってこの結末というのは、怒りを通り越して悲しくなってきます。


 呆れるほどのゲスな話のあとの清涼剤というわけではありませんが、一昨日アップされた女優の杏さんの動画を取り上げます。
<杏『教訓1』cover>
https://www.youtube.com/watch?v=8Oo_DaRTJWM

 フォークシンガー加川良さんの曲のコピー。加川良さんは、私からするとひとつ前の世代となります。
 驚いたのは、杏さんの歌の巧さ。高音の伸びや安定した音程感、声も素晴らしいのですが、それ以上にこの曲を選んでさり気なく歌い切る姿が、多くの人に感動と共感を与えているようです。

 今日の「一芸百芸」のテーマは「パフォーマンス」。政治家の下手なパフォーマンスは共感どころか嫌味を感じますが、杏さんの歌はパフォーマンスというより「メッセージ」ということばがピタリと来るものとなっています。

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 一芸百芸  ~パフォーマンス書道の危うさ~     

 水島二圭(書家)

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